鮮やかな黄色い小さな花をたくさんつけたジネストラ、チストの白い花、そして、薄紫色のローズマリー。車の走る道路から一歩センティエーロに入ると、サルデーニャの野生の花々の香りに包まれます。

ガッルーラ地方独特の様々な形の花崗岩。ところどころ、水色やエメラルドグリーンの色が混ざる美しい海の色。自生する花々の香りと風の音と自然の色の数々。
サルデーニャに住んでいる人ですら、ここは天国か!と叫ぶような美しい風景。サルデーニャ島の春のハイキングは、やはり、心が躍ります。




しかし、こんな美しいところにも、第2次世界大戦までの戦争の跡が残されています。大砲が設置されていた場所から70メートルほどののとことに建つ海軍の兵舎跡。70人近くの若者たちが寝起きしていました。1914年建設。使われなくなったあとは、廃墟となっていましたが、最近修復され、夏の間は見学することができます。


1700年代からつくられはじめた軍事施設。サルデーニャ島北部の沿岸部やラ・マッダレーナ諸島は、防備のために重要な拠点として、数多くの砲兵陣地、要塞、見張り場所が、作られました。
ハイキングのあと、ポルト・ラファエルによりました。ポルト・ラファエルは、スペインの伯爵、ラファエル・ネヴィッレ氏が1960年代の初めに土地を買い、自分のための家を建て、広場を中心とした小さな町をプロジェクトし、すぐに夏の間セレブリティが集まる場所となりました。小さなポルト・チェルヴォの趣もあります。まだ、シーズン前なのですべて閉まっていてひっそりとしておりました。


もう30年近く前このラファエル氏の家に行ったことがあるという知人と行ったのですが、もうかなり前だったので、どの家かはわからず。。。ラファエル氏はこの場所がとても気に入って、なんと冬の間もたった一人で住んでいたそう。もちろん、夏の間は、友人たちをよんでパーティを開いていたそうですが。。。もともとある花崗岩を家や庭に取り込んでいる家も多いです。
サルデーニャでのハイキングツアーも行っております。お問い合わせお待ちしております。