
ムラ―レス
サルデーニャ島のムラ―レスとは、1900年代の後半以降に、ふつうの家の壁に描かれた壁画で、サルデーニャ島内にはいくつかムラ―レスで有名な村がいくつかあります。人口わずか200人足らずのサルデーニャ島中西部のティンヌーラ村には、ちょっと前のサルデーニャのふつうの生活の様子がだまし絵のように家に描かれています。多くのサルデーニャの村々のムラ―レスは、サルデーニャのちょっと前までの伝統的な生活様式やお祭りなどを描いた、ほのぼのとしたものが多いのですが、オルゴーゾロのムラ―レスは、政治への批判や社会への疑問の投げかけなど、発言力の強いものとなっている点が特徴です。